メーカーのコールセンターでは簡易的な対処法や点検箇所をアドバイスしています。

農機具が故障した時

農機具の故障した時の対処法は以下の方法があります。

 

  • 自分自身で対処
  • メーカーへ修理
  • 農協の提携工場など農機具に強い業者で修理
  • 車の整備工場に見てもらう
  • 代替

 

 

一番の理想はメーカーへの修理です。
特に買って間もない農機具はメーカー保証が付いています。軽微な不具合や定期メンテナンス等で近くの業者を使い、オイルやグリスなどの消耗品で指定品以外を使うと保証対象から外れてしまうこともあります。
保証期間中はどんなことでもメーカーに連絡をしてください。
不具合についてもメーカーがもっとも対応力が大きいです。

 

 

 

意外と簡単に直せることも多い

 

農機具は過酷な環境で使うことを想定されていて、乗用車に比べて構造はシンプルです。
不具合が出ても、自分自身で行う軽整備や調整で対処できることも多いです。
メーカーホームページで不具合の対処法を紹介していることもありますし、メーカーのコールセンターに問い合わせをして不具合の状況を伝えると簡易的な対処法や点検箇所を教えてもらえます。
故障した時はまずは自分で対処できないか一度チャレンジしてみましょう。
明らかに部品の交換が必要な場合は、メーカーや農機具を扱っている整備工場へ依頼するしか方法はありません。

 

 

エンジン関係なら車の整備工場で直せるケースも

 

農機具のエンジン構造は車と共通している部分が多く、作業部品も構造的にはシンプルなので車の整備士が見れば簡単に対処できるケースもあります。
特に農家の多い地域の車整備工場はちょっとした農機具の修理ノウハウを持っていることが多いです。
修理料金は農機具専門工場と同等か、相場を理解していないため高めの料金を取られることもあります。
できるのであれば専門性の高い工場に依頼するべきですが、近隣に専門業者のない場合は、一度車業者に相談してみる価値はあります。

 

 

代替するなら複数社から話を聞く

メーカー以外の業者にも相談を持ち掛けてみよう

メーカーへ出張対応を依頼すると整備士ではなく営業マンだけが対応するケースもあり、ちょっとした不具合でも代替を提案してくる事例もあります。
利益の出ている農家であれば、不具合が出たり相応の減価償却ができていれば新車へ代替してしまうのも悪い選択ではありません。
しかし、本当に代替をした方が良い不具合なのか?故障の現状渡しによる査定価格は適切なのか?などを他の業者にも一度相談してみる価値はあります。
故障している状態をディーラーへ出すと安い下取り査定をされることも多いです。
買取業者は大きな不具合でも海外輸出を前提に査定価格を算出するので、査定価格に20~30%以上の差が出ることもあります。
ディーラーや近隣の専門業者の場合は代替機を出すことを条件に査定価格や値引きを削られることもあります。
応急処置でしばらくは使えるようになることもあるので、今すぐ代替しないといけない状態なのか整備を専門にしている工場にも相談してみるとよいでしょう。