チェーンソー内部のゴミやホコリを除去してエンジンの焼きつきを防止しましょう。

チェーンソーのメンテナンス

チェーンソーのイラスト

チェーンソーは主に2ストエンジンを使用し、刃の駆動用オイルも別に用意されています。 使っていくと、どうしても刃の切れ味が悪くなるのですが、定期的に研ぐことで切れ味の良い状態を維持したり、メンテナンスで状態を復活させられます。 農機具の中でも小型のものになり、小さいからこそ、エンジンの耐久性は低いです。最低限のメンテナンスを行うことで始動不良や切れ味の悪化の不具合を予防できます。 業者に見てもらうこともできますが、基本的にはセルフメンテナンスのみで使うものです。 頻繁に使う業種では、メンテナンスはせずにチェーンソーは消耗品と割り切って使うケースもありますが、そこまで使用頻度の多くない農家の場合は長持ちさせる努力をする必要性が高いです。

日常点検とメンテナンス

駆動エンジンが2ストの場合はオイル交換不要です。古いバイクのように専用オイルを定期的に継ぎ足すか、混合ガソリンを作って燃料に注入をします。 数ヶ月以上使うことがなければ、再度使う前に燃料を抜いて新しい燃料に交換すると不具合の予防になります。 サビを予防する意味でも燃料を抜いて保管するよりも、使用間隔をあけて使うときに入れ替えた方が良いケースもあります。 保管場所の湿気も考慮して対処法を考えるとよいでしょう。 ソーチェンとガイドバーの潤滑に使用するチェーンソーオイルは定期的な交換が必要です。 使用頻度にもよりますが、短くて3ヶ月~半年。使用頻度の少ない場合でも1年に1回くらいはオイルメンテナンスをしましょう。 刃は使っていくにと切れ味が悪くなるので、定期的に専用ヤスリを使って目立てを行います。 小まめに目立てすることでサビの予防と刃の折れることを防止できます。 そのほか、エンジンの焼きつき防止をするために、定期的にカバーを外して内部のゴミやホコリを除去してあげることが大切です。 小さいエンジンを使うので、手入れをしないと不具合の起こりやすいことを理解して小まめなメンテナンスを心がけましょう。

チェーン外れの対処法

チェーンソーは使っているとチェーンが外れてしまうことがよくあります。 外れても怪我をしない構造になっていますが、チェーンが外れたことは過負荷のかかりやすい状態になっていることも意味しています。 ただ取り付けるだけだと再発しやすく、外れる回数が多いとチェーンキャッチャーが摩耗して交換を必要にします。 チェーン外れの対処法は、変形している部分を点検し、経度な変形であれば、コマの変形・突起箇所を平ヤスリで削って形を整えます。 変形の大きい場合はチェーン交換をしたほうが安心です。 取り付けたら動作点検を行い、動きが不自然であれば調整を繰り返します。 削った後は錆びやすくなるのでオイルアップも忘れずに行いましょう。

チェーンオイルの出ない場合

  • チェンソー本体の噴出口の詰まり
  • ガイドバーのオイルの通り道の詰まり
上記のいずれかが原因になっているケースが多いです。 そのほか、オイルポンプの故障、オイルフィルターのゴミつまり、オイルの凝固のケースもあります。 まずは簡単に詰まりがないか確認して、原因の分からない場合は業者に修理を依頼しましょう。 オイルポンプは消耗品で長く使っているといずれ故障するものです。
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