1~2年に1回はメーカーや農協の工場などでメンテナンスをしてもらいましょう。

田植え機のメンテナンス

田植え機のメンテナンス方法

田植え機はエンジンによって自走する農機具なので、エンジンメンテナンスはしっかり行いましょう。

植付アーム、支持シュー、施肥機の点検、調整もしっかり行い、状態によって交換を行います。
作業部分に問題があると欠株が増えたり肥料を適切に散布できないなど、農作物の生産性や品質に問題を生じてしまいます。
田植え機のメンテナンス箇所をまとめました。

 

 

 

メンテナンス内容

 

  • オイル、エレメント交換
  • 車やトラクターなどと同じでエンジンを使う以上は定期的なオイル交換をしないと不具合や将来的なパワー減少の要因になります。
    年に1回以上を基準にオイル交換をするとともに、田植え機を使う前はオイルゲージで適量になっているか確認しましょう。

     

  • 燃料フィルタ
  • 燃料に混じったゴミを除去するものです。
    機種によっては、外部から汚れ方を点検できないのでメーカーの定める稼働時間に応じて定期的に交換しておくと安心です。

     

  • 燃料ホース
  • 外部に露出する構造のため、紫外線や雨風で酸化しやすいです。2年に1回を目安に交換の必要な消耗品であることを理解しましょう。
    交換を怠ると燃料漏れの原因になって、最悪のケースでは火災を発生させます。

     

  • エアクリーナーエレメント
  • ディーゼルエンジンのみついているものです。交換を怠るとエンジン内にホコリも一緒に取り込んで燃やしてしまいます。
    エンジンから黒煙が出たら点検をしてみてください。定期的にゴミを除去することが望ましいです。

     

  • 植付アーム
  • 多少は調整できますが、変形、摩耗が進んでいたら交換が必要です。
    交換を怠ると欠株が増えたり、植え付け角度の悪くなる問題が生じます。
    定期的に交換して適切なロッド調整をすることで無駄な抵抗がなくなり長く使えるようになります。

     

  • 支持シュー
  • 苗のせ台を保持してスムーズに動くようにサポートする部分です。
    支持シューの摩耗や調整不足、グリス切れなどの問題が生じると、欠株が増える、植付姿勢の悪化、苗のせ台の動きが悪くなり生産性悪化などが起こります。
    交換頻度の少ないパーツなのでグリスアップをしっかり行うようにしましょう。

     

  • 施肥機
  • 定期的に掃除を行う必要があります。
    肥料が詰まったり、田植え機のサビの原因になることもあります。
    肥料が詰まったり古い肥料の多くが残っていると農作物に悪影響が出ますし、古い肥料の付着した状態で放置するとサビの原因になります。

 

 

定期的に業者を使った点検やメンテナンスを行う

 

車やトラクターと同じでエンジンを使った農機具で稼働範囲も幅広いのでメンテナンスを行うところは多岐に渡ります。
燃料ホースをはじめ構造上、重要なパーツが露出していて劣化しやすい部分もあるので1~2年に1回はメーカーや農協の工場などでメンテナンスしてもらうようにしてください。
地域や農作物の内容によっては使用頻度が少ないのでバッテリー上がりやグリス不足などの不具合の出ているケースが多いです。
使う少し前に
自分自身で簡易的な作動点検を行うことも大切
です。